基本的な金融商品について(LIBOR) その2

今回は、コンベンションのお話です。

例えば、"基本的な金融商品について(LIBOR)"に出てきた表にて、
JPY列の3MO行に0.55250という値が乗っております。
もし、このデータが2010年8月30日の時の貸し出しレートを示しているとすると、「JPY 3mLIBOR取引」は以下のような取引を表します。


9月1日  100円借りる
12月1日 100円+100円×0.55250%×91日間÷360 返す。


ここで注意したいのは、
①8月30日のレートは、2営業日後から借り出せるレートを示している。
金利の計算は「実日数 割る 360」に対して行う。
(ただし、取引の形態によってどのように日数計算を行うかは異なる)

このような、何営業日後から実際に取引されるか、金利の日数計算をどのようにするか等の情報を金融機関の人は”コンベンンション”と呼びます。

ディスカウント・ファクター

金融商品の評価に当たってもっとも基本的で大切な概念が、
ディスカウント・ファクターです。

まず、それについて説明を。


ところで1年後の100万円って今幾らですかね?
1年後100万円もらえる権利、って今幾らで買います?
100万円じゃ買いませんよね?
じゃあ99万円でなら買う?
僕はちょっと嫌ですかね。
じゃぁ10万円なら?
僕なら買うかなぁ。
では、いくら以下なら買うのか?
あと、50年後の100万円はどう?

この、○○年後のお金を価値というものを定めるのがディスカウント・ファクターです。


ディスカウント・ファクターを DF(t)と書き、
t年後の1円の価値とします。

boostのコンパイル

bjamを使ってコンパイル。とりあえず下のようにオプション打っとけば一通りコンパイルできるはず。

C:\boost_1_39_0> bjam toolset=msvc variant=debug,release link=shared,static threading=single,multi stage

注)bjamのオプションの表記方法がバージョンの途中から変わっています。古いバージョンのboostをコンパイルする際のbjam オプションは上記とは異なる場合があります。